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ゲイのイラストレーター・健太は、両親が渡米しているため実家で一人暮らし。ある日、健太が高校生の頃から恋心を抱き続けていたノンケの親友・周作が、会社の倒産を機会に転がりこんでくる。ゲイであることを周作にカミングアウトしていない健太にとっては、自分の仕事を知られないようにしたり、毎日のように遊びにくるゲイの友達の態度・仕草などから気づかれないように、など気苦労が絶えない日々。健太と周作の同居は、周囲の友達の「恋する想い」に影響しながら賑やかに続いていく。
▼解説
伝説のゲイ雑誌『薔薇族』に長期連載されていた『ミルク』(全3巻)の第1巻です。一軒家のお茶の間を舞台に、そこに集うゲイ、ノンケ(ゲイではない男性)たちが巻き起こす恋愛模様。ハードな性描写ではなく、時にコミカルに、ときに切なく、人を恋する気持が綴られていきます。カバー、表紙デザインを手がけるのは、作者・野原くろの友人でもある、カルト的人気を誇るロックバンド『cali≠gari』のギターリスト・桜井青。第1巻には、連載第1話 から第19話まで収録されています。
(出版社からのコメントより抜粋)
▼筆者挨拶
ウェブマガジンで連載がスタートした『ミルク』は、掲載誌が3話で休刊となり、配信していた会社が当時、『薔薇族』の第二書房と提携していたこともあり、発表の場を薔薇族に移して、新たに連載がスタートしました。当時、性描写を中心とした作品がほとんどだったゲイ漫画界において、シチュエーションコメディ、いわゆる『シットコムを漫画で』というテーマのもと、まったくと言っていいほど性描写のない『ミルク』は賛否両論の中、約5年間に渡って連載されました。連載終了後まもなく薔薇族が休刊となり(現在は復刊しています)、編集ジープロジェクト、発売古川書房という、別の出版元からの発売となり、『ミルク』はあちこちと寄り道をしたおかげで、たくさんの人に知ってもらえる漫画になりました。時代が変わっても、いつも手元に置いて読み返したくなるような、嫌なことがあったときにふと手にとって、ぷぷっと吹いちゃうような、そんな漫画であればいいなと、心から思っています。 |
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表紙デザインを元カリガリの青さんにお願いして、素敵な本に仕上がりました。どこかで「表紙のイラストを自分で描かないのは詐欺よっ、ふんっ、もう知らないっ」というような書き込みがあったので(笑)ちょっといい訳。(実際はそんな文章じゃなかったですが。)ロゴ、レイアウトなどの装幀のデザインはお願いしましたが、イラストはもちろん、ぼく自身が描いています。連載終了から出版まで、かなりブランクがあったため、健太の顔が違いすぎる、というより別人だ、という声もちらほらありましたが、ちょいリアル版のイラストということで(汗)許してください。
第1巻は1998年11月号〜2000年7月号掲載分が収録されていますが、とにかく絵が未熟です。3巻あたりでようやく少しまともに描けているという感じで、あらためて見るとホントに恥ずかしいのですが、既に世に出してしまったので、腹をくくるしかないでしょう(笑)。
ちなみに、連載されていたのは、先にも書いたように1998年です。バブル全盛期に描かれた作品と紹介されていたこともあり、「なぬっ?」と思ったのですが(笑)、完全にはじけた不況真っ直中に描きました。
男子も女子も、たぶんノンケも(少しは)楽しめる内容になっていますので、ぜひぜひ読んでみてもらえると絶頂です!!
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